2013/08/14.Wed

Monsters University 80点

monsters-university.jpg


Monsters, Inc.の続編です。
でも前作の前に起こったこと、という設定なので「sequel」
ではなく「prequel」と呼ぶそうです。
スターウォーズ初めの3部作の後、時代を遡った新たな3部作が
製作されたりするようになって出来た言葉でしょうか。

この「Monsters University」は前作に登場したキャラクターが
アメリカ的な大学生活を満喫する様子を描く軽い作品かな?と
舐めてかかっていたのですがなかなかどうして、骨太の良作品でした。

簡単に背景を説明すると、モンスター達の街、Monstropolisでは
人間世界の子供達を脅かしてその叫び声からエネルギーを得て
発電しています。
その企業Monsters Inc.は花形企業、子供達を脅かす職種
怖がらせ屋(scarer)は社会のエリートです。

前作ではモンスターの世界に迷い込んだ小さな人間の女の子へ
心優しき怖がらせ屋モンスターに愛情が芽生え・・・
というほのぼの作品でした。

今作は主人公モンスターの子供時代から話が始まります。
マイク・ワゾースキー(声:ビリー・クリスタル)は
小学生の時、社会見学でMonsters Inc.を訪れてから将来は絶対に
この会社に入って怖がらせ屋になる,と心に誓います。

でもマイクは背も低く、一つ目だけで怖いというより
笑われるタイプ。怖がらせ屋には向いていない。

mike.jpg

でも夢を叶えるために怖がらせ屋への登竜門、
名門「Monsters University」の怖がらせ学部に入学します。
そこでキャンパスライフを満喫する同級生を横目に
毎日血の滲む努力をするのですが・・・。

●印象的なセリフ
”Mr Wazzowksky, what you lack simply cannot be taught.
You're just not scary.”
(ワゾースキー君、君に欠けている事はどうしても教わって身につけられる
事ではないのです、あなたには全く怖さが無いの。)

皆から畏れ崇められる女学長(声:ヘレン・ミレン)から才能の無さを
一蹴され、怖がらせ学部からも追い出されます。
才能の無さはどんなに努力しても補いきれないのか。

一方で怖がらせ屋業界では名門の家庭に生まれ、才能は有るのに
それに溺れて努力をせず傲慢なサリー(声:ジョン・グッドマン)も
落第し、2人は反目しながら再生を計るべく
同じチームである競技に出場します。
アニメらしい盛り上がりも有り、劇場のよい子達から
歓声が起こっていました。

でもアニメだけど,モンスターだけど絵空事に終わらない、
才能が無い者がどうして夢を叶えるか、キャリアプラニングの話です。
一発逆転ではない地に足の着いたエンディングにうーむ、と
唸らされました。

本作の製作を手がけるピクサーアニメーションスタジオ
(現在はディズニーの完全子会社)は、
アップル社のスティーブ・ジョブ氏が1986年
離婚費用が必要だったジョージ・ルーカスから買収し、
当初はCG専用のハード/ソフトウェアの製造会社でした。
多額の赤字が膨らんでジョブズ氏も一時期はかなりいらつき、
次々と社員の首を切り、一時は存続の危機にさえ
瀕していました。
その後天才クリエーターのジョン・ラセターを中心とする
グループがアニメーション製作に乗り出し、事業は急旋回を
見せ、「トイ・ストーリー」、「ファインディング・ニモ」
「カールじいさんの空飛ぶ家」など珠玉の名作を生み出す事に
なるのです。
この辺りの事は伝記「Steve Jobs」by Walter Issacsonに詳しいです。
この伝記も超面白い!
今週末から映画「Jobs」も公開、楽しみです。

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映画 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
Yさんも、2人のお子さん連れて観に行って、子供に隠れてこっそり泣いたとおっしゃっていました。私は最低3回は見ないと言葉が理解できませんので、DVDになってからぜひ観たいですー!
No title
3回見て理解しようとされる姿勢が素晴らしいです!
私は適当に言葉を繋ぎ合わせて自分で話を作ってるかも?と
時々思います。
チンプンカンプンだけどそのままにしてる映画も
有りますし。
meggyさん本当に頑張りやさんですね〜。
私も見習わなくては。(◕ฺ ◡ฺ ◕ฺ)
この映画、増々頑張る気持ちが出ますよ!

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